2022年2月 発行
2022年2月 2刷
解説・安部龍太郎 剣と心
330頁
歴史上名高い剣客の果し合いを描く短編集
史料に基づく歴史小説です
「二天の窟(宮本武蔵)」
老いた宮本武蔵に傲岸不遜な若者が立会いを挑んできます
兵法者としての名声を守るため武蔵がとった行動は…
「死闘(神子上典膳)」
伊藤一刀斎の弟子である神子上典膳と善鬼の決闘を描きます
一刀斎も武蔵と同じく老いによる力の衰えを感じています
「夜明けの月影(柳生但馬守宗矩)」
柳生但馬守宗矩が過去に因縁のある小関八十郎に付きまとわれる物語
「師弟剣(師岡一羽斎と弟子たち)」
師岡一羽斎の三人の高弟を描いた作品
「飛ぶ猿(愛洲移香斎)」
愛洲太郎左衛門を父の仇と教えられ、仇を討つために関東から日向へ旅に出る住吉波四郎の物語
ユーモアや恋心、人としての苦悩を織り交ぜながら剣に生きる男たちの心が臨場感豊かに描かれます
藤沢周平さんの文章の質の高さゆえの読み応えのある短編集でした