2013-01-01から1年間の記事一覧
今年も残すところあと少し毎年のことですが一年の過ぎるのが早くて早くて 今年は何をやっていたのか思い返してもいつもと変わらぬ日常を過ごしていたばかり それは幸せなことでもあるのでしょうが 読んだ本は130冊弱ベストワンといえる作品には出会えま…
2012年 フランス原題 Quelques heures de printemps 48歳の息子・アラン(ヴァンサン・ランドン)その母イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン) 年老いた母親は脳腫瘍に冒され死期が間近いトラック運転手だったアランは金欲しさから麻薬運搬に手を貸し服役出所…
新潮社2009年7月 発行2009年8月 第2刷上巻 403頁下巻 384頁 「晴子情歌」「新リア王」に続く福澤一族百年の物語完結編 合田雄一郎を主人公に置き、警察ものの体をとっていますが過去の合田刑事作品とは全く違うので要注意 もう一人の主人公は晴子の息子で僧…
↑ 主人のベスト 後身頃の途中です この冬中に完成するかしら(^o^;)
名古屋ボストン美術館ボストン美術館 浮世絵名品展 第三弾北斎 Hokusai2013/12/21~2014/3/23 ボストン美術館にしかない北斎が出品!初来日も多数!! ボストン美術館の外に出ることの無かった門外不出の作品もあるとか過去に外に出ていないということはつ…
文春文庫2011年3月 新装版第1刷2012年9月 第3刷解説・半藤一利412頁 太平洋戦争が勃発して間もない昭和17年4月22日未明、1隻の大型潜水艦がひそかにマレー半島のペナンを出港した3万キロも彼方のドイツをめざして大戦中、杜絶した日独両国を結ぶ連絡路を求…
小学館2012年10月 初版第1刷発行335頁 弘前が舞台の「津軽百年食堂」、青森が舞台の「青森ドロップキッカーズ」に続く青森三部作完結編本作の主人公・大森桃子は前2作にも重要な脇役として登場しています 桃子が手にした幸せの物語と縄文の魅力とロマンを融…
大名古屋らくご祭は2009年のたい平独演会以来です 私が行ったのは12/22の夜の部 出演者は三遊亭円楽立川志の輔春風亭昇太林家たい平桃月庵白酒の皆さま パンフレットを見たらお分かりかと思いますが今年の出演者の豪華なこと4日間共チケット完売だそうです …
岩波新書1981年2月 第1刷発行2009年3月 第14刷発行211頁 アジアの民衆と寝食を共にする旅のなかに、アイヌの語りのなかに、市民運動のなかに、著者は、ことばを越えた共感がつくり出すきずなの確かさを感じとる。自らの体験と実感に重ね合わせて、さまざま…
2013年 イタリア原題 La migliore offerta英題 The Best Offer 一流の鑑定眼を持つオークショニア、ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)世界中の一流オークションからのオファーが絶えない男だが、芸術への熱烈な愛に比べ、人間、特に女性が…
集英社2013年10月 第1刷発行242頁 勿論、映画・ジ、エクストリーム、スキヤキの原作小説の執筆と映画製作はほぼ同時だったとか結構内容に違いがあるのですが、それはそれで面白かったです映画は男性が主役、小説は女性が主役のような感じあくまで『感じ』で…
幻戯書房2012年8月 第1刷発行389頁 戦時中、南方のジャングルでひとりの日本人敗残兵がブラナ族と名乗る少数民族に助けられるその部族の元で司祭のようなことをしていた日本兵・喜舟渡シゲゾウだったが望郷の念を抑えられず日本に戻ることを告げるその折に…
文春文庫2003年12月 新装版第1刷2010年12月 第19刷解説・村上博基上巻 463頁下巻 486頁 時は老中・水野忠邦による天保の改革のころ 知行千石の旗本の子弟、神名平四郎父が年老いてから下働きの女性に産ませた子であることから、現当主の末弟とはいえ幼い頃…
2013年 アメリカ原題 SAFE HEAVEN ボストン発アトランタ行きの長距離バスに乗って来たひとりの女性が、素朴で美しい港町・ノスカロライナ州のサウスポートで途中下車するケイティと名乗る彼女(ジュリアン・ハフ)は海辺のレストランに就職森の中のキャビン…
文春文庫2004年9月 第1刷2012年7月 第17刷解説・木田元270頁 駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再開したツキコさん憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩りや花見、島へと出かけた歳の差を超え、切ない心を互いに…
光文社文庫2013年9月 初版第1刷発行解説・重里徹也144頁 2011年6月光文社から「テーマ競作 小説 死様」と題して刊行された単行本6冊の中の1冊です 1957年、北海道生まれの主人公「私」大学進学を機に上京広告代理店に勤務した後、32歳で独立、バツイチ、娘…
古代ペルシャの神話・伝説 訳・岡田恵美子岩波文庫1999年4月 第1刷発行2012年7月 第3刷発行359頁 ササーン朝ペルシャがアラブの侵攻で倒れて三百数十年11世紀初めにアラブ中央政権に対抗して書かれたペルシャ民族高揚の叙事詩神話・伝説・歴史時代の三部構…
東京都美術館で「ターナー展」が開催されています 行きたいけど無理 そこで来年3月 大阪に行く予定があるので その時に神戸市立博物館に行こうかと… ターナーと聞くと思い出すのは 山下達郎『ターナーの汽罐車』 収録されてる古いCD「ARTISAN」をひっぱり出…
朝日新聞出版2013年3月 第1刷発行413頁 物語の語り手は仙台に住む望月家が所有する『緑色のデミオ』車です 車同士は会話が出来ます人間の会話を聞くことも出来ますでも、人間には車の声は聞こえません車たちは興奮すればワイパーを動かしたくなるし、衝突の…
生誕130年彫刻家高村光太郎展 碧南市藤井達吉現代美術館2013年11月1日~12月15日 名鉄常滑線~本線~三河線を乗り継いではるばるやってきました! 展示数が多いのはやはりブロンズ塑像です「獅子吼」「光雲の首」「成瀬仁蔵胸像」「手」「十和田湖の裸婦像…
角川oneテーマ212013年7月 初版発行232頁 テーマは『幸せな人生』欲が膨らみ、幸福を遠ざける期待に応える生き方をやめよう ・四流の人を目指せ! ・「勝ち組」には義務が生れる ・競争原理は「地獄人間」をつくる ・あなたはそのままで「役に立つ」存在 ・…
2012年 アメリカ原題 The Perks of Being a Wallflower 時代背景は1980年代後半から90年代初頭高校に入学したばかりのチャーリー(ローガン・ラーマン)友だちはゼロ、誰も挨拶してくれない、ランチも独りぼっち誰かが声をかけてくれるとしてもイジメか悪口…
講談社文庫2013年2月 第1刷発行解説・湯川豊332頁 秀吉の懐刀として武勲を立てた官兵衛は戦況膠着する文禄の役で朝鮮行きを申し出るしかし、知略家・官兵衛の真意は、キリシタンを弾圧する秀吉を討つことだった関ヶ原の戦いでも伴天連の王国を造るべく九州…
2012年6月 第1刷発行273頁 日本はどこへゆくのか-福沢諭吉・中江兆民/旅人・知花くらら自由民権 東北で始まる-東北の自由民権家/旅人・菅原文太森と水と共に生きる-田中正造・南方熊楠/旅人・西島秀俊非戦と平等を求めて-幸徳秋水・堺利彦/旅人・ク…
2013年 日本 原作・監督・脚本・前田司郎主演・井浦新 そりゃ、観ますよ!公開初日の初回に行ってきました夕方の回には井浦さんと窪塚洋介さんの舞台挨拶が予定されているからか初回の観客は数えるほどでしたが… 前田司郎さんを初めて知ったのは小説「誰か…
新潮文庫1981年2月 発行2013年2月 35刷改版322頁 鳥(バード)という渾名で呼ばれている男・27歳義父のつてで就いている予備校講師の職だが、さほど熱意をもって生徒たちを指導しているのでもない妻との間に生まれた初めての子供には「脳ヘルニア」という病…
新潮文庫2013年7月 発行解説・東えりか322頁 幼馴染の恋人・ミサキが打ち明けた秘密それは現代の医学では不治とされる病・ハンチントン病に冒されている可能性があるということ発症率は…難病の恐怖に震えるミサキ彼女への恋に揺れる僕・ケン デビュー作です…
2013年 日本 認知症の母・みつえとバツイチ、ハゲちゃびんの息子・ゆういちが繰り広げるおかしくも切ない日常を描いたほっこり系ハートウォーミング介護喜劇映画 原作は、長崎在住の漫画家・岡野雄一が自身の経験をもとに描いたエッセイ漫画「ペコロスの母…
原題 Third Star2010年 イギリス カンバーバッチさんの低くよく響く声で始まる映画アラン・リックマンとか、外見はもうひとつでも素敵な声の持ち主には惹かれます 末期ガンの青年ジェームス(ベネディクト・カンバーバッチ)自分の死を覚悟した彼は人生最後…
2013年 日本 11/11名鉄ホールにて舞台挨拶がありました鈴木敏夫&西村義明プロデューサー主人公・かぐや姫の声優を務めた朝倉あきさん主題歌「いのちの記憶」作詞・作曲・歌の二階堂和美さん伴奏はベース(和美さんのご主人)のみ、ナマで「いのちの記憶」…